コラム(2014年分)
ここでは、日々の出来事やこれまでの体験をスクラップのように雑感的に記しながら、仕事を離れちょっと一息入れる感じで断片的な自己紹介をしていきます。
選挙出るにもまずお金・供託金編
2014年12月25日
先ごろ衆議院選挙が実施されました。その経緯や結果はさておき、ここでは選挙にかかるお金、なかんずく立候補する場合にかかる供託金についてみてみます。
選挙に出るにもお金が必要です。供託金を積まないと立候補ができません。衆議院への立候補については小選挙区で300万円、比例区で600万円の供託金が必要になります。一方でアメリカやフランスなど供託金制度がない国もあります。供託金制度発祥の地であるイギリスでさえ供託金は6万円程度のようです。こうしてみると、日本の選挙にかかる供託金は高額で際立っています。
そもそも、なぜ供託金が必要なのでしょうか?選挙による売名を防ぐとか、立候補の乱立を防ぐとか、それなりの理由を考えることはできます。
しかし、憲法上政治活動の自由が保障されており、そのなかに立候補する自由も含まれていると思います。また憲法上選挙権の保障にはその表裏として被選挙権(立候補の自由)もまた保障されているはずです。
こうしてみると、供託金制度とりわけ日本の高額な供託金にはかなりの問題がありそうです。
さて、今年も残すところあとわずかとなりました。一月から始めたMyスクラップも次回は来年となります。この一年ありがとうございました。
何かと気忙しい年の瀬ですがどうぞ良いお年をお迎えください。
東野峻・その2
2014年11月28日
以前、東野峻というプロ野球選手(投手・前オリックスバッファローズ所属)を紹介しました。その東野ですが、今シーズン結果がだせず解雇通告を受けていました。長年みてきた選手なので何とも残念な気持ちになりました。
ところが、彼は最後のチャンスであるトライアウトに挑戦、そこで力を発揮し横浜(DeNAベイスターズ)からオファーをもらい契約することになりました。これでとりあえずは来シーズンも彼のマウンドに立つ姿がみられることになりました。来年はプロ11年目のシーズンになります。背番号も00に決まったようです。背番号どおり何もない0の状態から再びかつての輝きを取り戻してほしいものです。
ところで、野球つながりになりますが、今年のドラフト会議で母校の後輩(坂寄晴一・左腕投手)がオリックス(バッファローズ)から指名を受け、来年からプロ野球選手になります。東野(母校の後輩)と併せて楽しみも2倍になったわけです。
高校野球にタイブレーク制?
2014年10月27日
最近、高校野球の延長戦に関し回を重ねて延々続けることの是非が議論になっています。その過程で出てきたのが表題のタイブレーク制です。要するに、9回で勝敗がつかない場合(延長戦に入った場合)、得点が入りやすいシチュエーションを意図的に作って、早々に試合の決着をつけようという制度です。
この制度導入には賛成しかねます。
高校野球の場合、年齢及び参加できる大会の回数が制限されていることから、試合における一球一球の重みが自ずとプロ野球とは異なります。延長戦をことさら人為的に打ち切るのは高校野球にふさわしくないですし、納得のいかない球児が多いのではないでしょうか。球児の納得がないまま高野連やその関係者といった大会を運営する側の都合や事情で制度の導入を決めるべきではありません。また、延長戦により球児が故障しているわけでもありません。故障との科学的因果関係は明らかではありません。
試合が延長戦に入れば、その攻防にまつわる一球はことのほか重くなります。その一つ一つに緊張感や責任感が伴い、その試練こそが球児を格段に成長させます。そんな特権は高校野球にしかありません。球児の意思を無視して奪うことのできない特別なものです。
そろそろ運動会の季節?
2014年9月30日
そろそろ体育の日。運動会のシーズン到来、と思ったのですが、どうやら最近は、運動会を秋ではなく春に開催する小・中学校が増えているみたいです。
さらには、運動会の趣旨まで変わってきているようです。以前であれば、すべての種目で競争を行いそれぞれに順位をつけていました。ところが、最近の運動会だと、その辺も曖昧で、子供たちに競争させるのを、必ずしも良しとしない風潮があるようです。
どうしてでしょうか?そもそも、運動会は、いろいろな種目で勝ち負けを競い、喜んだり悔しがったりするのが、醍醐味だと思います。大人になれば常に競争が求められ、そのとき初めて負けを悔しがり挫折するのでは遅すぎるように思いますけど・・・・・。
スタートでは平等だとしても、結果は必ずしも平等でないということを運動会を機会にして教えるのも大事な教育だと思いますが・・・。
必勝うちわ
2014年8月30日
「必勝うちわ」が事務所にあります。
「必勝うちわ」とは何かというと、うちわの表面に‘必勝‘の文字が大きく書かれたうちわのことで、夏の高校野球応援用に母校が作成し、後援会やら在校生やらの関係各所に配布したものです。それが何やかんやでOBである私の手元にも届いたのです。もっとも、残念なことにこれが届いたのは野球部敗退後でした。
前回でふれたとおり母校は夏の県予選で早々敗退しています。ところがこの必勝うちわには、ご丁寧にも、「2014夏」などと記載があり、使いみちは今夏だけという設定です。
ですから、この「必勝うちわ」、事務所にあっていくぶん所在無く、あるいは申し訳なさそうです。まぁ、それでも来夏の大会までは居候することになるでしょうけど・・・・・・・。
夏といえば・・・
2014年7月28日
夏といえば海とか山とか冷やし中華とか、いろいろあるわけですが、私にとって夏といえば高校野球、そう、夏の甲子園予選及びその本大会になります。
試合観戦もします。母校の試合ともなればかんかん照りの中でも可能な限り観戦します。そして今年も観戦しましたが残念ながら母校は早々敗退し、ある意味私の夏は早くも終わってしまいました。ちょっと、大げさですが・・・。
どうして高校野球かというと、高校野球を観戦するとちょっとしたノスタルジー(郷愁)を感じ懐かしくて心地よい思いができるからですかね。強い陽射し、甲高い歓声、応援等々、球場を包む熱気に束の間懐かしい思い出に浸ることができるんですよね。毎年、夏一番の楽しみです。
妖怪ウォッチ
2014年6月27日
笑う門には福来ると言いますけど、最近笑っていますか?
今子供たちの間で 妖怪ウォッチ というテレビアニメ(もとはゲームソフトのようです)が流行っています。妖怪が人間の世界に現れていたずらし困った事件を引き起こします。ここで妖怪ウォッチの出番です。主人公の少年が腕にはめている時計を使い事態を解決するのに適切な妖怪を登場(「召喚」と呼ばれています)させるのです。この時計こそ妖怪ウォッチです。妖怪ウォッチに妖怪メダルをセットし仲間の妖怪を呼び出します(召喚)。あとは召喚された妖怪が活躍し困った妖怪を退治して万事めでたしというわけです。
ここに出てくる妖怪がなかなか笑えます。私のお気に入りは、「コマじろう」。各地の方言をごちゃまぜにして操り、そのしゃべりとユニークないでたちで笑わせてくれます。興味がある方は金曜日の夕方にチャンネルを合わせてください。福が来るかは分かりませんが、ほっこりした笑いくらいは保証します。
梅雨の季節がやってくる
2014年5月28日
そろそろ梅雨のシーズンですね。
雨を快く思う人はあまりいないでしょう。私もそうです。特に、梅雨の季節はなんだか鬱陶しくて、心身ともに参ります。この季節が過ぎると、今度はかんかん照りの夏が来ます。気持ちもいくらか晴れてくる感じです。
もっとも、聞いた話によるとアサガオは朝の光によって開くというわけではなく、開くのにはそれに先立つ夜の冷たさや闇の深さが不可欠なのだそうです。意外な感じですが物事には表ばかりではなくそれを支えるように裏というのがあって成り立っているということかもしれません。
だから、陽の光も雨があってこそ輝くものと考えればちょっとくらいの雨でうじうじしてはいられないのかもしれません。まぁ、そう簡単に”ガッテン”がいくほど私は成熟していませんが・・・・・。
暗数(あんすう)について
2014年4月30日
ちょっと硬いテーマです。
新聞やテレビを見ると毎日犯罪の報道がなされています。ここにいう犯罪とは万引きから殺人まで様々なものを指します。誰某(だれそれ)が逮捕されたとか起訴されたとか毎日報道されていますが、誰某について刑事事件の手続きが進行しているのを伝えているわけです。この手続きを定めているのが刑事訴訟法です。しかし、誰某の犯した行為が法に触れるかどうかはそれとは別の刑法の領分なのです。このように、行為の実体を犯罪かどうか判別する法とそれを基に刑事手続きを進める法は別なのです。刑法という法律は誰某が罪を犯したのかどうかを判別するいわば基準ですから、その誰某が刑事手続きで現実に罰せられるかどうかとは必ずしも結びつきません。つまり犯罪が発生してもそれが発覚せず刑事手続きに乗らない場合があるのです。このように警察から認知されないあるいは発覚しない事件を暗数と呼んでいます。犯罪が認知されずに闇の中にあるわけです。考えると怖いですね・・・。
高校野球のシーズン
2014年4月12日
選抜甲子園大会が閉幕し、いよいよ本格的な野球シーズンに入ります。
野球シーズンといってもプロ野球の開幕とかメジャーリーグのシーズンインではなく、私の場合あくまで趣味の高校野球のことです。各高校ともこの春から選手は新学年となり新入生も迎え新たなチームが始動します。シーズンの始まりなわけです。
直近では夏の甲子園大会の前哨戦として春の関東大会が開催されます。それに先駆け地区予選と県大会があります。新チームの腕試しであると同時に夏の甲子園大会予選のシード校を決定するうえで重要な試合が行われます。またこれからは頻繁に練習試合も行われます。冬を越し一気に力をつける選手あるいはチームが出てくることはよくあります。高校生の場合、まだまだ成長過程ですので、大きく実力を伸ばす選手がいたりして観ていて楽しいものです。予測できないワクワク感がプロ野球にはない魅力です、そして私が高校野球を好きな理由でもあります。
東野峻という投手
2014年3月29日
東野峻というプロ野球選手を知っていますか?
昨年のプロ野球シーズン途中で巨人からオリックスへ移籍した投手です。現在27才で背番号は17です。そこそこの実績はありますが、今現在はそれほど露出度の高い選手ではありません。
私は彼が高校1年生のころから知っています。ある高校野球の試合を観戦していて、知ったのです。彼を初めて見たとき大変驚きました。1年生にもかかわらず、身体が大きく、何より身体能力が桁外れに優れていたのです。‘モノがちがう’と強く思いました。‘ひょっとしたらプロ野球選手になるかも’とも思いました。とにかくひときわ輝いていました。そして現実にプロの野球選手になったのです。
ここ何シーズンか不調が続いています。おそらく今シーズンが野球人生で勝負の年になるでしょう。あのときの輝きを再び取り戻してほしい、と強く願っています。個性的な選手なのですが、それがまた両刃の剣になっていて歯がゆい感じなんですよね・・・・・・。
クリミナルマインド
2014年3月13日
テレビはそれほど観る方ではありませんが、アメリカ(あるいはその他外国)のドラマを観たりするのは好きです。特にお気に入りなのが「クリミナルマインド」(アメリカ)。犯罪心理に関する刑事ドラマです。
このドラマ、基本的には一話完結ですが、シーズンごとに大きな展開がひとつあります。各回に、奇怪な刑事事件が起き、FBI捜査官がいわゆるプロファイルを使って犯人を追いつめ事件を解決します。チームを組む捜査官が皆個性的で、物語に華を添えます。物語では、人間の心理を犯罪という視点から捉え、その深層までえぐりだしていきます。自分がプロファイルされたらと思うとゾッとしますが、ドラマとして傍から観ていると妙にゾクゾクします。各エピソードの終わりには、著名人の名言(格言)が挿入されています。この格言がまた気が利いていて、ドラマの筋に絶妙にフィットしています。
読書
2014年2月25日
本はよく読みます。職業柄、法律に関する本をよく読みます。でも、この場合読むのも仕事のうちなので、これは読書という感覚ではないですしそんなに楽しいものでもありません。
個人的に楽しむ、趣味としての読書に限っていえば、村上春樹の本をよく読みます。ファンが多い村上ですからその著作に関する意見も様々ですが、私が彼の本を読むのは、その読みやすさが理由です。だれよりも文章が上手なのです(と私は思います)。文章が読み手に伝わらなければ物語は完結しません。そういう点で、村上は他の作家より優れていると思います。物語の面白さや、その着想の奇抜さに目がゆきがちですが、なにより彼の文章は読みやすいと思います。好きな作品は「ねじまき鳥クロニクル」ですね。やはり読みやすくて面白いです。
選抜出場校が決定
2014年2月12日
先日、選抜甲子園大会の出場校が決定しました。残念ながら茨城県からの出場はありません。一方で、ここ数年、甲子園大会にかつての強豪校が復活して出場することが増えました。昨年だと箕島高校が出場しましたし、今回の選抜大会には池田高校が出場します。私立の強豪校が隆盛の時代に公立高校が一時の衰退期を経て復活出場するのですから大変です(箕島も池田も県立高校です)。池田高校には期待したいところです。
選抜甲子園とともに春が来て、ようやく高校野球もオフから本格的なゲームのシーズンに入ります。さながら永い冬眠からようやく起き上がる感じです。ワクワクしてきます!
アメリカンノック
2014年1月27日
アメリカンノック、再び高校野球の話です。
アメリカンノックとは、高校生のころ経験した野球の練習方法です。ちょうど今頃の寒い時期です、グラウンドの外野部分を使ってノックを受けます。レフトのポールからライトのポールに向かって走りながらノックを受けます。つらい練習なのでよく覚えています。一往復するどころか、レフトからライトまで片道行くだけでへとへとなわけです。
なんでアメリカンノックと呼ぶのか、よくは知りません。野球はアメリカから広まったものですから、これも同じように輸入されたのかもしれません。冬の寒い時期、バットとボールを使った練習があまりできません。おかげでアメリカンノックを受けるわけです。
今思い返すと、冬の練習は走り込みが中心で、アメリカンノックを含めきつい練習が多かったように思います。今では、懐かしい思い出ですが・・・。
元旦マラソン
2014年1月6日
高校生のころ野球部に入っていました。そう、高校球児です。
野球部にいたころの思い出はたくさんありますが、正月に限っていえば、「元旦マラソン」。
元旦マラソンとは、文字通り元旦に行うマラソンのことで、母校野球部の恒例行事です。鹿島神宮から母校のグランドまでだいたい30キロくらいを走ります。記憶が正しければ、確か最初の10キロくらいを部員全員で並走し残り20キロくらいを競争するのですが、これがきつい。長距離は大の苦手なので、そもそも最初の10キロを並走するのがやっと。当然ですが、残りの20キロを他の選手と競う余力はありません。とりわけ、このマラソンがきついのは、学校が山王台というなだらかな高台の上にあり、ゴール手前の最後の1キロくらいになると,ゆるやかなカーブの坂とやや勾配のきつい坂が連続し、ここで足が止まってしまいます。
今でもこの行事は続いていると聞きます。元旦に走るユニホームの集団あるいは個人を見かけたら、今ならこっそり声をかけてやりますね、「最後の1キロは覚悟しろ」と。